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2011/07/24(Sun)

ヒトラーの贋札

ヒトラーの贋札

『ヒトラーの贋札』(原題:Die Fälscher、2007年公開、オーストリア映画)
Stefan Ruzowitzky (シュテファン・ルツォヴィツキー)脚本、監督
Karl Markovics (カール・マルコヴィッチ) サロモン・ソロヴィッチ
August Diehl (アウグスト・ディール) アドルフ・ブルガー
第80回アカデミー賞外国語映画賞受賞作
公式HP

<簡単なあらすじ>
 ユダヤ人のサリーは天才的な腕を持つ印刷工。その技術を生かして偽札や偽造パスを作り、その名を世界に知らしめていました。しかしそんなサリーもお縄となり、強制収容所送りとなります。そしてほかのユダヤ人収容者と同様、過酷な労働を強いられ、仲間が次々と死んでいく中で屈辱と恐怖の日々を送っていました。ところがある日突然、ザクセンハウゼン収容所に移送されます。偽札を流通させることで敵国の経済に打撃を与えようとする「ベルンハルト作戦」のためでした。

 同じ印刷工の収容者ブルガーはサボタージュや団結をサリーたちに呼びかけ、ナチスに抵抗しようと試みますが、サリーはおとなしく偽札を作ることで少しでも生き延びる道を選びます。彼らが収容所内の作業所で作ったポンド紙幣は見事イギリスの銀行の検査をすり抜け、その精巧さを証明することになります。次に作るのはドル紙幣。ところがブルガーのサボタージュにより、なかなか完成に至らないまま時が過ぎていきました。

 完成を急ぐナチス側はサリーたち印刷工に圧力をかけるようになります。サボタージュを続けるブルガーに賛同できないサリーでしたが、正義を全うしようとする彼の主張に多少なりとも共感を覚えるのでした。結核を患う若いユダヤ人収容者コーリャを気遣い、ほかの収容者とも仲間意識が芽生え、サリーは自分だけ生き残ればよいとは思えなくなります。しかし運命は過酷でした…

************************

 監督は「アナトミー」「アナトミー2」などで知られるシュテファン・ルツォヴィツキー。この監督はドイツ人ではなく、オーストリア人です。主人公サリーを演じたのはオーストリアの人気俳優カール・マルコヴィッチ。国民的な人気刑事ドラマ「Kommissar Rex(邦題:REX~ウィーン警察シェパード警察犬)」の刑事役で一躍人気者に。ブルガーを演じたのはドイツの人気若手俳優アウグスト・ディール。ちょっと神経質かつ繊細で、気難しい若者を演じさせればピカイチではないかと思います。親衛隊将校を演じたのは、「イェラ」「厨房で逢いましょう」でも出演したデーヴィト・シュトリーゾフ。この人も最近、よく見かけるような気がします。

  なお、ブルガーは実在の人物をモデルにしています。お年は90を超えるそうですが、ご健在とのこと。妻がアウシュヴィッツで死んだのは自分のせいだとの自責の念にかられ、過去の呪縛から立ち直るのに40年を要したとのこと。高齢ながら来日も果たし、語り部としての責務を果たすべく、日本でも自らの経験を語ったそうです。ナチは敗戦直前に大量の偽ポンド紙幣を湖に沈めました。この紙幣は1959年に発見され、2000年に引き上げられたとのことです。
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