• プロフィール

    ありちゅん

    Author:ありちゅん
    字幕ほにゃく犬「ありちゅん」が、字幕ほにゃくハリ「ぐ~ちゃん」とともに書くドイツ映画日記

  • 最新トラックバック

  • 検索フォーム

  • QRコード

    QR

--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ホーム | Category : スポンサー広告 | Comment | Trackback
2013/02/28(Thu)

ヒマラヤ 運命の山

       81VigrxOX5L__AA1378_.jpg

『ヒマラヤ 運命の山』(原題:Nanga Parbat)2009年
Joseph Vilsmaier(ヨゼフ・フィルスマイヤー)監督
Florian Stetter(フロリアン・シュテッター) ラインホルト・メスナー役
Andreas Tobias(アンドレアス・トビアス)ギュンター・メスナー役
Karl Markovics(カール・マルコヴィッチ)カール・マリア・ヘルリヒコッファー役

<チョ~簡単なあらすじ>
 「裸の山(周囲に何もないことから)」と呼ばれ、恐れられてきた8,125メートルの高峰ナンガ・パルバート。標高差4500メートル(!)というルパール壁がクライマーたちの挑戦を阻み、多くの犠牲者を出してきました。1970年、このナンガ・パルバートの初登頂を目指し、ドイツで遠征隊が組まれました。隊を率いるのはヘルリヒコッファー博士。メンバーの中にはラインホルト・メスナーと弟のギュンター・メスナーもいました。しかし山の状況の悪化によりメンバー内で対立が起こります。そんな中、メスナー兄弟は登頂に成功。ところが下山中、弟は無理な登山がたたり、衰弱してしまいます。極限状態に陥りながらも弟を励ます兄ラインホルト。しかし悪天候の中で弟の姿を見失ってしまいます。何度も意識を失いながらも、ラインホルトは奇跡的に生還。でも弟は戻りませんでした…。
 そんな兄を待っていたのは、マスコミの厳しいバッシングでした。弟の死は兄に責任があるというのです。凍傷で足の指を失い、心身ともに傷ついたラインホルトは、弟の遺体を探すべくたった1人でナンガ・パルバートに登るのでした…

*******************

 山には全く詳しくない私がご紹介するのもナンですが、素人の私でも「おお!」と思える映画でした。ラインホルト・メスナーって世界的に有名なクライマーなんだそうですね。南チロル(イタリア内のドイツ語圏です)出身で、“アルパイン・スタイル”で登ることで知られているんだそうです。

アルパイン・スタイルとは: 
『アルパイン・スタイル(Alpine-Style, アルプス風登山)とはヒマラヤの様な超高所や大岩壁をヨーロッパ・アルプスと同じ様な扱いで登ることを指す登山スタイル・用語。
大規模で組織立ったチームを編成して行う極地法とは異なり、ベースキャンプを出たあとは一気に登り、下界との接触は避ける。また、サポートチームから支援を受ける事もないし、あらかじめ設営されたキャンプ、固定ロープ、酸素ボンベ等も使わない、登る人の力にのみ頼ることを最重要視して行う登山スタイルである』(ウィキペディアから引用いたしました)


 弟の死の責任を問われたことで、遠征隊の隊長や周囲と対立。やがて裁判沙汰にまで発展するそうです。しかし弟の遺体が2005年に発見されたことで、彼の証言(無謀なルートを取ったのではと非難されていたそうですが、そのルートではなかったことを証明するとのこと)に信憑性が出てきたようです。この遺体は兄たちの手によって回収され、荼毘に付されたというのは私もニュースで聞いていました。

 本作はメスナーの証言をもとに作られているため、どうしてもメスナー寄り。だけど真実はどうなのかということより、なぜ山に登るのか、登山とはどういうものなのか、どういう心理状態に陥るのかとか、そういったことが伝わってきて興味深かったです。「なぜ山に登るのか?」「そこに山があるからだ」というのは、あまりに有名な言葉ですが、どうもそんな純粋なものだけじゃない気がします。名声、お金、欲。人間である以上、そういったものも切り離せない。そんなところも伝わってくる作品でした。

スポンサーサイト
ホーム | Category : 現代のドイツコメント:アイコン Comment0Trackback0

トラックバック: ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント: ▼


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。