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2011/10/04(Tue)

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

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『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(原題:Knockin' on Heaven's Door)1997年
Thomas Jahn (トーマス・ヤーン) 監督
Thomas Jahn, Til Schweiger (トーマス・ヤーン、ティル・シュヴァイガー) 脚本
Til Schweiger (ティル・シュヴァイガー) マーチン
Jan Josef Liefers (ヤン・ヨーゼフ・リーファース) ルディ
Thierry van Verveke (ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ)ヘンク
Moritz bleibreu (モーリッツ・ブライプトロイ)アブドゥル

 マーチンとルディは、たまたま同じ病院に入院したことで知り合います。2人とも、余命いくばくもないと宣告を受けた身でした。自暴自棄になりかけるルディにマーチンが言います。「海を見たことがないと、天国へ行って笑われるぞ。あそこでは今、海の話が流行ってるんだ」 そこで2人は車を盗み、ルディがまだ見たことのない海を見に出かけます。ところがその車はギャングの車。中に危ないカネが積まれていたのです。それを取り返そうとするギャングのヘンクと頭が少々弱いアブドゥルの2人。警察の追跡も加わり、珍道中となるのでした…。

****************************

 これまた、とっても有名な映画。私が感想を書いたところで、「今さら感」たっぷりなのですが、もしかしてまだご覧になったことがない人もいらっしゃるかもと思って書いちゃいます。是非是非ご覧になってくださいませ。ドタバタなロードムービーなのですが、随所にホロリと来る要素がたっぷり。おバカなシーンにププっと笑いながらも、一抹の寂しさが、そしてなぜか「ほのぼの感」も感じられます。主演のほかに脚本(共同作業ですが)も担当したティル・シュヴァイガーはこれで世界的にも大ブレイク。既にドイツ国内では「超」がつくほどの人気者だったそうですが、演技だけでなく、映画作りの才能も世に示したかたちとなりました。本作のあと、彼は監督業も手がけるようになり、次々とヒット作を世に送り出しています。ったく、「マルチ」という言葉がぴったり。役者・脚本家・監督・プロデューサー。何でもできちゃう。ただ、ティル・シュヴァイガーの作品って日本ではあまりDVD化されていないのが残念。セリフも非常に凝っていて面白い作品が多いのですが、オリジナルのドイツ語から他言語に訳すと面白さや持ち味が半減してしまうケースが多いような気がします。だからかしら。残念!

 脚本家は当時無名だった新人。いつか脚本家になりたいと思いつつ、タクシーのドライバーをしていたと本人がインタビューで打ち明けています。ある日、書店で偶然ティル・シュヴァイガーを見つけ、話しかけた上で脚本を彼に送り付けたとか。それを見たティルは「いける!」と思ったのか、すぐに映画化に向けて行動開始。それが大当たりとなったそうです。主演2人の演技はもちろんですが(ヤン・ヨーゼフ・リーファースは日本では無名ですが、ドイツではあちこちで見かける演技派の俳優さんです)ギャング2人の演技もコミカルで楽しい。ティエリー・ファン・ヴェルフェーケはルクセンブルクの俳優ですが、惜しくも昨年亡くなりました…。ちょっとマヌケなギャング、アブドゥル役のモーリッツ・ブライプトロイは、この頃から存在感ありまくり。この人も、どんな役でもこなせる役者さんですね。「海を見ておかないと、天国で笑われる」という発想もツボ。日本のように海に囲まれているわけではないので、北に行かない限り海は見られないですよね。

<おまけ>
 最後の最後に、不思議なおじさんが出てきます。これは今年の1月に急逝した名プロデューサー&名脚本家、ベルント・アイヒンガー。この作品のためにカメオ出演したのでした。「薔薇の名前」「ネバーエンディングストーリー」「ヒトラー 最期の12日間」「パフューム ある人殺しの物語」などを手掛けた、ドイツではとってもとっても有名でビッグな人でした。

 もし、もおぉぉぉ~し、ご覧になったことがなかったら、是非是非見てみてくださいねー。(って、ワタシが作ったんじゃないのですが…^^;)

☆主題歌(本編のシーンが見られます)



 
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  • 待ってました!!

    待ってました!!この映画が掲載されるのをず~とまってたんです。
    ここでは、制作のちょっとした裏話が聞けるので、すっごくそこが楽しみなんです♪
    >最後の最後に、不思議なおじさんが出てきます
    DVDを引っ張り出して見て見ようと思います。
    覚えてないので・・。( ̄。 ̄;)
    ルトガ・ハウアーは覚えているのですが・・・。

    ティル君の映画は分り安くていいのですが、なかなか一般公開してくれませんね。
    使い古された題材が多いからかな?とも思っていたのですが、セリフの妙技もあるんですね。
    でも、見たいなあ~。

  • 恐縮です^^;

    ☆takboutさん コメントいつもありがとうございます。そう書いてくださると嬉しい…!でも、大したことは書いていないので申し訳ないです。
    そうなんですよね、ティル君の映画、どれも面白いのに公開はおろか、DVD化もされなくて残念!セリフがすっごく凝っているのですが、ドイツ人じゃないと分かりづらい内容だったり、すっごくローカルな話題だったりと、ちょっと他言語に訳すと残念な部分が多いような気がします。凝ってるんですよ、彼が書く脚本は…!本当にマルチですよね。しかも、自分の魅力をよく分かってる。とっても好きです♪

  • No Title

    この映画いいですよね~!! 大好きです♪♪♪
    ああベイビー・ブルーのベンツが欲しい(違)

  • ありがとうございます

    ☆すーさん おはようございます。コメントありがっとごじゃいます(笑) この映画、ホントにいいですよね~ 「死ぬ前に海を見てみたい」だけだったら平凡だけど、「海を見ておかないと、天国で笑われる」って発想はさらにひねりがあっていいですよね~。まぬけなギャングの若いほうは、後の(?)イリアス兄ちゃん。ヌケた役が似合いますよねー。

  • ひそひそ・・・

    はじめましてでツッコミを入れるのはアレなんですが・・・
    >天国へ行って笑われるぞ。あそこでは今、天国の話が流行ってるんだ
    天国で流行ってるのは「海の話」ですよね(^_-)
    この映画、大好きです。DVDカバーなどは「キザな悪風」なのに実は温かいコメディーというのもツボ。

  • ご指摘ありがとうございます

    ★菊花さま
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    >天国の話
    うわっ 本当でした。失礼いたしました。なーんにも考えておりませんでした。早速訂正いたします。この映画、本当にいいですよね。ワルを気取っているのですが、実は繊細な面もあるし、死ぬのも怖いし…。ティル・シュヴァイガーも演技も素敵。私もこの映画、大好きです。

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